湘南地区からの参考情報を紹介します。
スカウト関係者各位
鎌倉第2団の安部秀です。
昨日、鎌倉第2団カブ隊では、大震災に際し「災害とそなえよつねに集会」を開催いたしましたので、皆さんと情報を共有いたします。
この集会は、スカウトたちが自ら体験した今回の地震について、仲間と話し合うことをきっかけにして、今後起こりうる地元鎌倉での震度7の地震の時に、どのように対応するのかを組の仲間に保護者も交えて考えるとともに、今回の震災で未だ避難中の被災地の皆様に対して、スカウトである自分たちができることは何かを、「さだめとやくそく」を踏まえて、一人ひとりが考える場として行いました。
※添付資料、ご参照下さい。(約3MBあります)
たいした資料ではございませんが、何かの機会にこの資料をご活用いただければ幸いです。
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◇カブ隊「災害とそなえよつねに集会」報告
日時:2011年3月21日(月・休)9:00-11:30 @鎌倉学習センター第5会議室
(内容)
①今回の地震(東北関東大震災)について
●今回の地震で、自分の体験したことを、組の仲間と輪になって話そう。
・2Gpに分かれ、スカウト、保護者、指導者交えての体験談の話し合い。
②関東大震災を知ってますか?
③過去の大地震について
④ボーイスカウト日本連盟初代総長 後藤 新平の言葉
「人の御世話にならぬよう。人の御世話をするように。そして酬を求めぬよう。」
⑤日本の災害について
⑥災害時に起こること
⑦ユニセフで学んだ世界の子供たちの現状
⑧今スカウトとして考えねばならないことは何か
⑨スカウトとして自分たちが出来ることを考えよう
・大地震の被害者に対して、自分たちは何ができるかを、組の仲間と考える
⑩スカウトとして何よりも大事なこと
⑪仲間の前で発表しましょう(1分間スピーチ )
⑫災害時に役立つスカウト技能を学ぼう
(反省点)
・12月のユニセフ集会で世界の恵まれない子供について学び、募金をして、ユニセ
フハウスに届けて、展示や映画を見て学んだことと、今回日本で起き、自らが体験
した大震災を関連付けて、ともすれば自分たちが、状況によっては恵まれない子供
になっていまう可能性があることをスカウトは理解し、それにそなえることが大切と
わかったようだ。
・今回の大地震と過去に地元(鎌倉)で起きた関東大震災の写真を見ることで、スカ
ウトと保護者全員に、その規模や鎌倉の被害に関する写真そのものに大変驚きと
不安を感じとってもらえたことは大変効果があった。
・デンコーチのリードで、カブの「さだめ」と「やくそく」に結びつけ、話し合いが出来た
ことは良かった。
・保護者も交えての話し合いの中で、家庭でのスカウティング検討の足がかりとでき
た。常に家庭で準備が大切なことを皆が共有できたことは大きな成果だった。
・日常の集会で何気なくやっている、いつもの持ち物、連盟歌2番(準備)を歌う、
ロープ訓練、基本動作訓練、手旗、火おこしなどが、いざという時にどのように役立
つかを学べたようだ。
・カブには少し高度な内容であったが、サバイバル技能の実技を見せたが、スカウト
と保護者に非常に受けが良かった。ボーイやベンチャーにもぜひ紹介していきたい。
・震災後の最初の集会ということも影響し、保護者が、余震、電車の運休、放射能など
について心配されたこともあり、参加できないスカウトも多くいたため、通常よりも欠席
が多かったことが大変残念だった。
・デンコーチやデンリーダーが集会の中で各パートをリードし、企画実施できたことは
成果だった。
・スカウト自らが、仲間と話し合い、一人ひとりの1分間スピーチで話した内容を、踏ま
えて、次回以降の集会で、義援金募金も検討することになった。
カブスカウトたちの提案による、自発的な募金への展開に結び付けられて良かった。
以上です。
安部 秀 (SHU ABE)
日本ボーイスカウト 神奈川連盟 湘南地区 鎌倉第2団
ベンチャー隊 隊長 / カブ隊 副長
・湘南地区 国際委員長
・神奈川連盟 ウエルカム・ザ・ワールド(WTW)代表
・日本連盟 国際サービスチーム
・KISC 国際キャンプスタッフ(1984年夏季)
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